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胃ポリープ

胃ポリープを
指摘された方へ

胃カメラ(胃内視鏡検査、上部内視鏡検査)バリウム検査ではポリープの種類を調べることができません。そのため、バリウム検査などの胃がん検診で胃ポリープが発見された場合は、胃カメラ検査を受けることをお勧めします。
当院では、鼻から通す経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ検査)や、リラックスでき痛みを軽減する鎮静剤を使用しています。診察から検査、診断、治療まですべて消化器内視鏡専門医が行います。お気軽にご相談ください。

胃ポリープとは

胃ポリープは、胃粘膜の表面から発生するイボ状の構造物です。
胃ポリープは大きく分けて「胃底線ポリープ」と「過形成性ポリープ」の2種類に分類されます。胃の分泌腺における異常な細胞増殖によって引き起こされると考えられており、がん化の可能性は低いです。
しかしながら、過形成性ポリープは胃底腺ポリープよりも、がん化の危険性が高くなります。特に2cmを超えるものには注意してください。

胃ポリープを放置すると、がん化の危険性が上昇する?!

先に述べたように、胃底胃腺ポリープががん化する可能性は非常に低いです。一方、過形成性ポリープは、経過観察が必要です。
がん化の危険性のあるもの、あるいは1cm以上に大きくなっているものについては、治療を検討していくことが必要です。

胃がん

胃ポリープは
自覚症状がない!?

胃ポリープ自体に、ほとんど症状はありません。
しかし、慢性胃炎を合併することがあり、その場合は胃の不快感、痛み、食欲不振などを伴うことがあります。
また、過形成性ポリープは少量の出血を伴うこともあります。血液をサラサラにする薬を服用している人や透析治療を受けている人は、出血が続いて貧血になることがありますので注意しましょう。

胃ポリープの原因

胃底腺ポリープであるか、過形成ポリープであるかによって原因は異なります。

胃底腺ポリープの原因

胃底線ポリープは、ピロリ菌に感染していないきれいな胃に発生しやすい傾向にあります。
胃粘膜にある胃底腺が肥大し、隆起することで形成されます。がん化の危険性はありません。

過形成性ポリープ
の原因

ピロリ菌過形成性ポリープは、ピロリ菌に感染した胃に発生しやすい傾向にあります。
胃粘膜が修復と再生を繰り返すうちに細胞が異常に増殖し、ポリープを形成すると考えられています。一部はがん化する危険性があります。

ピロリ菌

胃ポリープが出来やすい人

胃底腺ポリープはピロリ菌に感染していない人に発生しやすく、過形成性ポリープはピロリ菌に感染している人に発生しやすいことが判明しています。
過形成ポリープは胃炎をお持ちの方に多く発生する傾向があります。

胃ポリープの治療

胃ポリープの治療胃ポリープの直径が1cm以下で、がん化の可能性がないものは、経過観察となる場合が大半です。
しかし、2cm以上のポリープ、がん化する可能性のあるポリープ、経過観察中に急に大きくなったポリープは、治療の対象となります。
通常、ポリープは内視鏡で切除します。より大きなポリープやがん化したポリープの場合は、開腹手術が必要になることもあります。

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