TOPへ

ストレス性胃腸炎(過敏性腸症候群)

ストレス性胃腸炎とは

ストレス性胃腸炎は、過度の不安や緊張を自覚すると腹痛などの胃腸炎症状が現れる病気です。腹痛や下痢などの腸炎症状を引き起こしますが、血便の症状はあまりありません。
過敏性腸症候群もストレスによって引き起こされることがあり、広義にはストレス性腸炎と考えられます。

ストレス性胃腸炎(ストレス腹痛)の特徴

ストレスが原因となる腹痛の場合、学校や仕事など登校・勤務日(平日)に痛みが出る一方、休みの日には痛みが出ないといった特徴があります。また腹痛は起床時に現れ、就寝時に現れにくいことも特徴です。

過敏性腸症候群は
ストレスが原因?

過敏性腸症候群はストレスが原因?過敏性腸症候群の症状には、ストレス、腹痛、おなかの不快感などに加え、下痢や便秘などの便通異常も伴います。
命にかかわる病気ではありませんが、「電車やバスなどトイレのない場所で長時間過ごせない」など、生活の質を著しく低下させる疾患です。
発症の原因はまだ明らかになっていません。ただ最近の研究では、何らかのストレスを受けると脳下垂体からストレスホルモンが分泌され、これが腸の動きを刺激して過敏性腸症候群の症状を引き起こすのではないかと考えられています。
また、大腸などの消化管の運動異常や生活習慣の乱れが重なって発症するとも考えられています。

過敏性腸症候群の症状
チェックリスト

  • 数週間から数ヶ月間、おなかの調子が悪い・おなかが痛い

  • 下痢や便秘が数ヶ月続く

  • 排便後に痛みが一時的におさまる。

  • 排便の回数が不規則になっている

  • 長期間にわたり、便の状態が悪い

  • 排便後にも、便が残っている感じがする

  • ストレスを感じると症状が余計に悪化する

これらの症状でお悩みの方は、過敏性腸症候群が疑われます。

過敏性腸症候群の種類

過敏性腸症候群は下痢型、便秘型、混合型の3種類に大別されます。

下痢型

おなかに激しい痛みを伴う下痢(水様便)が、1日に3回以上起こる型です。症状が突然起こるため、多くの人は外出を恐れるようになり、不安やストレスが症状を悪化させることが多いです。若い男性に多い型とされています。

便秘型

便が、腸管の痙攣によって腸に滞ってしまう型です。症状としては、排便時におなかが痛い、強くいきまないと便が出にくい、便がウサギのフンのように小さい、排便後にも便が残っている感覚がある、などです。女性に多い型とされています。

混合型

便秘と下痢が交互に起こり、激しいおなかの痛みが伴う疾患です。

過敏性腸症候群の検査

大腸カメラ(大腸内視鏡検査、下部内視鏡検査)過敏性腸症候群の症状は、他の消化器疾患によって引き起こされることもあります。
そのため、大腸がんや潰瘍性大腸炎の可能性を除外するために、血液検査や大腸カメラ検査、超音波検査などをする必要があります。
当院では鎮静剤や鎮痛剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っております。心配な症状がある方はお気軽にご相談ください。

過敏性腸症候群の治し方

過敏性腸症候群の治療には「生活習慣の改善」と「薬物療法」などがあります。

生活習慣の改善

生活習慣の改善まずは普段の生活習慣についてお伺いします。睡眠不足や過度のストレス、疲労などでお悩みの方には、改善方法をご提案させていただきます。また、症状を悪化させる可能性があるため、飲酒や香辛料を多く含む食品の摂取を減らすようにしてください。
喫煙者の方は、ぜひこの治療をきっかけに禁煙してください。
食物繊維の多い食品(バナナ、海藻、きのこなど)を積極的に摂りましょう。便秘がちの場合には、腸内環境を整える効果が期待できる乳酸菌の摂取がお勧めです。
下痢の場合は、脱水症状を防ぐために水をたくさん飲むことが重要です。水分補給の際は、胃に負担をかけないよう、常温や温かい飲み物を飲むようにしましょう。適度な運動はストレス解消に効果があると言われています。最初は軽いウォーキングから始めて、徐々に運動習慣を身につけてください。

薬物療法

生活習慣を改善しても症状が治まらない場合は、薬物療法を並行して行います。症状や過敏性腸症候群のタイプなどを考慮し、患者様一人ひとりに合った薬を処方します。

過敏性腸症候群に
お勧めの食事

近年、過敏性腸症候群の症状悪化と、食事内容との深い関わりが明らかになってきました。FODMAPとは「発酵性・オリゴ糖・二糖類・単糖類・糖アルコール」を英語で表した頭文字を合わせたものです。小腸で吸収されにくく大腸で発酵する糖質の総称です。これらFODMAPを多く含む「高FODMAP食品」を過剰に摂取すると、おなかの痛みや下痢、便秘などの過敏性腸症候群の症状が悪化する可能性があることが報告されています。そのため、過敏性腸症候群で悩んでいる方は、日々の食生活を見直し改善してみてください。
まず、食事日記を付けて、高FODMAP食品の摂取量を減らしながら、食事内容とおなかの症状の変化を記録します。高FODMAP食品を避けても症状が改善しない場合は、食事日記を読み直して、それらを適切に避けているかどうかを確認してください。きちんと高FODMAP食品を避けているにも関わらず症状が改善しない場合は、FODMAPが原因ではない可能性があります。以下の表で高FODMAP食品を確認してください。

低FODMAP食

  • 米、玄米、十割蕎麦、ビーフン、フォー

  • 卵、牛肉、鶏肉、豚肉、魚

  • トマト、ホウレンソウ、カボチャ、ダイコン、ジャガイモなどの野菜

  • 木綿豆腐

  • メープルシロップ

  • バター、マーガリン

  • 緑茶、紅茶

高FODMAP食

  • パン、パスタ、うどん、ラーメンなどの小麦粉製品

  • たまねぎ、アスパラガス、長ネギ、ニラ、サツマイモなどの野菜

  • ソーセージ

  • 大豆、納豆、豆乳

  • はちみつ

  • 牛乳、ヨーグルト

  • チョコレート、アイスクリーム

  • ウーロン茶

食事管理の方法

14~6週間:
高FODMAP食の
摂取量を減らす

治療開始後4~6週間は、高FODMAP食を徹底的に避ける必要があります。
この期間が過ぎたら、症状が改善したかどうかを確認します。
症状が改善すれば、高FODMAP食が過敏性腸症候群を引き起こしたと明らかになります。
4~6週間制限しても症状が改善しない場合は、FODMAP以外の原因による過敏性腸症候群の可能性があります。

26週間後~:
高FODMAP食の
摂取量を徐々に増やす

この期間は、高FODMAP食品のうち、原因となっている食品を特定するための期間です。
まず、高FODMAP食品を1つずつ食べて様子をみます。食後に症状が出なければ、それが過敏性腸症候群の原因でないことが明らかになります。

3原因になっている
高FODMAP食品を
排除し、食事する

過敏性腸症候群の症状を引き起こす食品を特定できた場合は、これらの食品を食事から除去する必要があります。
多くの食品を除去しなければならない場合、栄養バランスが偏る可能性が高いので、他の食品で栄養素を補ってください。

Contact
予約・お問い合わせ

ご来院の際は事前にWEBにて予約・問診の入力にご協力をお願いします。
ご不明な点はお電話にてお問い合わせください。